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あひる日記

映画『現代の英雄』

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チケットをもらって、ロシア映画『現代の英雄』を見に行ってきました。
原作は、19世紀前半のロシアに生きた早逝の作家レールモントフによる同名の長編小説です。

ナポレオン戦争が終わり、デカブリストの乱後の統制が厳しくなったこの時代、上流階級の若者には、生きる意味を見失い虚無的になった者も多かったようです。
主人公ペチョーリンも、そんな一人。
その関心は、悩んだり苦しんだりする人の心を傍観者的に観察すること。
お膳立てのためには、面倒も厭いません。友だちが好きになった令嬢を、その気もないのに誘惑したりね。

こういう屈折した人達って、過剰に自分に意識が向いていて面倒くさい。
リアルでは言わずもがな、小説や映画でもまず共感できません。

ペチョーリン役の俳優は、とてもきれいな顔なんだけど惜しいかな背が小さくて、ロシアの岡田准一だと思った。
あと、声が竹中直人に似てて、あの顔が浮かんできて困った。

19世紀前半のロシアの上流階級の様子や、辺境での他民族との関わりなんかが描かれていて、その辺りは面白かったな。

休憩をはさんで6時間近くもの長い映画だったので、つまらなかったら途中で退席するつもりでしたが、結局最後まで見てしまいました。
最後はお尻が痛くなったよ。



by plumpy | 2014-05-23 09:00 | おでかけ

ひっそり暮らしてたまにごそごそ活動します。
by plumpy

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